yo haku

27歳でフリーランスウェディングプランナーになった私が考えていること

くうき を読めよ

私はよく人から 空気が読めない と言われる

 でも最近は空気が読めるって別にいいことじゃないと思ってる。

好きな時に好きなことしちゃって、結構相手のこととか人がどう思ってるとか、皆がどうするかとか無視(正確に言えばそれを思って逆のことをする)ことがある。

だって、同じことしてもつまらないし、意外性もないし、予定調和はつまらない。

空気を読んでやらなきゃ行けない場面はあるけれど、それに全ての判断を委ねていては自分の意思が無くなる。

私が大事にしたいのは 自分の意思 だと思っている。

私がどうしたいか、何をしたいか、どんな風に生きていたいか。

・・・これはいつかまた書こう。

 

そんな空気の読めない私ですが、空気を読みたいと思うときもある。
それは、結婚式のパーティの時間だ。

空気を読んで、ゲストが退屈してないか、料理に飽きてないか、新郎新婦にだけ注目が言って、気まずい空気になってないか。 

そういうのを感じてパーティを作るのは司会者だし、キャプテン(披露宴会場でスーツ来て新郎新婦先導したりする人)なのです。

もちろん私のようなプランナーがキャプテン業務を担うこともあるけど、ホテルや大きな会場ではそうはいかない。
キャプテンと司会者の機転によって、その場その場で空気が変る。
ゲストの層や求めているもの、雰囲気、新郎新婦の人柄、そういったものをうまく嗅ぎ取って進めて行くのがプロだろう。


先日あったことを書きたい。

とてもにぎやかに楽しいパーティだった。

お色直しが終わり、デザートブッフェもほとんど取り尽くされて、もう終盤。

さてさておひらきですかね、という時。
その日はパーティ中にチーム制でワインのテイスティングゲーム(値段当てクイズ)をおこなっていたから、最後にその答えの発表と景品のプレゼントを予定していた。

正解したチームの発表は新郎のご両親から、

景品の授与は新婦の両親に行ってもらう段取りだった。
私とキャプテンと司会者さんで、いい感じだからそろそろお開きの流れにいきましょうと話していた。

景品を両親から渡してもらうから、渡し終わったら、そのまま新婦から両親への手紙(この日は子育て卒業証書)を読んで渡す流れにしましょうとなっていた。

司会者さんから答えの発表があり、両家の両親には前にでて来てもらい景品のプレゼントを渡したところまでは予定通りだった。

しかし、なぜかその後、キャプテンが両親を席に座らせてしまったのである。

そして、司会者さんはご両親から聞いたほっこりエピソードを披露し出してしまった。そんな指示はしていないから、インカム(トランシーバーのような連絡ツール)で、すぐに両親を立たせて開いてください!と指示したが、

時既に遅し。

キャプテンからは、『だめだよ!両親も(司会者さんの)スピーチ聞いてるから立たせられない!』とのこと。

ゲストはなぜか司会者の声に耳を傾け、デザートも何も載っていないテーブルの上を眺めながらお話を聞く時間。
いやいや、2人が望んでいたのはこんな時間じゃない。
皆で和気あいあいとしながら最後まで楽しむパーティだった。
歩き回っていて不自然じゃないパーティだった。

最後のおひらきの数分。

へんな間があいてしまった。

くやしーーーーーーーーー!!!!

ただただ悔しかった。
連携がとれていなかったことが。

でも、どう考えてもあのタイミングで両親を座らせてはならなかった。
そのままお開きにするべきだった。
何日経ってもあのゲストが、『今、席立って平気?』みたいな空気が忘れられない。

なんであんな空気になってしまったのだろう。

新郎新婦も、きっとゲストだってそこまで変には思ってないはずだ。

でも、私は許せない。

あんな空気にしてしまったことが悔しい。

 

以上、反省文でした。